工事現場で活躍する重機や建設機械

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シリーズ 公共工事の発注や都市計画、建築指導行政を行っていた 一級建築士の方にお話を伺う。

第二弾 「色々な現場で活躍する建設機械・重機

 2回目は実際の現場で活躍している建設機械や重機、役に立った機械に関して伺ってきました。ミニショベルや高所作業車、そしてロングアーム解体機などちょっとマイナーな機械の名前が挙がってきました。

工事現場で利用されている重機は?

「一言で重機といっても様々なものがあり、現場の特性や作業員の技量によって使い分けていますよね。工事現場で使う主な重機としては地面を掘ったり廃材を掬ったりするバックホウが代表的です。油圧ショベル、ショベルカーやユンボとも呼ばれます。

また、高所作業のある現場ではクレーンもよく利用されます。高いところに重いものを運ぶのに非常に役立ちます。

こういった重機ですが、中にはかなり特殊な用途に特化したものなどもあり、建築士として様々な現場の監理をして役に立った重機をご紹介します。」

大きいだけが重機ではない!ミニショベル・マイクロショベルも大活躍!

「まずご紹介したいのはミニショベル。

重機と言うと大型のものを想像しますが、逆に小さくコンパクトにすることで非常に便利になることもあります。

一番小さいサイズのカテゴリーはマイクロショベルとも言われることもあるくらい、小型のもので、なんと幅60cm以下。

狭いことが多い都内の戸建住宅の現場やすでに建物が建っている中での施工になる改修工事の現場では非常に活躍してくれます。

私が見ていた現場でも狭いスペースでの作業で大活躍してくれました。」

マスカスに出品中 PC26MR-3
マスカスに出品中 PC26MR-3

大型作業床で高所作業に大活躍!

「次に紹介するのは大型作業床を持つ高所作業車。一般的に高所作業車というと、クレーンの先端に人間二人程度が乗れるコンテナが付いたものが一般的ですね。電気工事などで街中の電柱で作業をしている光景を見たことがある人も多いと思います。

この高所作業車の先端のコンテナが幅広の作業床になっているものは便利でした。なんと作業床の積載荷重は1000㎏もあり、人が4,5人乗っての使用も可能。これにより、現場関係者をいっぺんに載せて高所での点検作業ができました。発注形態が複雑な現場で工事関係者が多数いて、全員で高所の点検をする必要があったので助かりました。

もちろん、高所の広い範囲に作業箇所がある場合などは活躍してくれることでしょう。」

GENIE S 60J
マスカスに掲載中の高所作業車 GENIE S 60J

ロングアームで安全かつ効率的!

「最後に紹介するのはロングアームのバックホウ。その名の通り、アームが長いタイプ。なんと長いものではKOBELCO重機がギネス登録している機械で65mもアームがあるそうです。ここまで長いものは超特殊ですが、ロングアームタイプは解体現場で活躍することが多かったです。

解体作業というのはどうしても危険が伴うもので解体中は予想外のことも起きやすいです。ロングアームタイプであれば人間が解体作業スペースに近寄らずに作業が進められるので安全に解体を進められました。」

「定番の重機はもちろん便利ですが、それ以外にもあると便利な重機はたくさんあります。現場の特性に合わせて最適な重機を選択することで作業効率や安全性が向上するので、ぜひ現場に合った重機を導入してくださいね。」


まとめ

 建設機械と言えば大型の機械ばかりに注目してしまいますが、実際の現場ではミニショベルやマイクロショベルが活躍する場があり、高所作業車にも色々な用途があり、解体の現場にはその用途に合ったロングアームの油圧ショベルが利用されていることが分かりました。

 マスカス・ジャパンには色々な用途や現場で利用されている中古建設機械が多く掲載されていますので検索してみてください。

参考日本メーカーのミニショベルやマイクロショベルは日本メーカーが人気!

マスカスの統計によると、日本のメーカーのミニショベルやマイクロショベルは世界的に人気があり、ヨーロッパではクボタやタケウチ、ヤンマーなどのミニショベルが実は人気があります。詳しくは当ブログ「マスカスで人気のあるミニ油圧ショベルは?」をご覧ください。

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