Bauma 2019 in Munich ご来場ありがとうございました!
Baumaは建設機械展示会の中では最大イベントの一つでマスカスが出展する展示会としても、とても重要なイベントとなります。2013年、2016年に続き2019年4月8日~14日にかけてRitchie Bros., IronPlanet とともに出展させていただきました。
弊社広報担当のAna Maria Jurcaより今回のBauma2019の見どころをレポートです。
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世界最大の建設機械・鉱山機械の展示会であるBaumaの統計を見ていただければ、世界最大の意味が理解して頂けるでしょう。
- 来場者 : 200ヶ国から62万人以上 (2016年比4万人増)
- 出展者 : 63ヶ国から3700社
- 出展面積: 614,000 ㎡ (2016年比9,000㎡増)
- ホール数: 18ホール (2016年比2ホール増)
マスカスの活動と成果
マスカスは10か国から18人のスタッフを招集し、今回のBauma2019に臨みました。ブースに訪れていただいた方々へのサービス説明、お客様との商談をさせていただきました。また、Ritchie Bros., Iron Planet and マスカスというグループが一丸となり中古建設機械販売においてグループがどのようなソリューションを提供できるかという事をお客様方に説明させていただきました。
Bauma に参加させていただく事で、様々なお客様とお会いする事が出来ました。また、お話しさせていただく中からお客様それぞれのニーズをうかがう事が出来ましたので、今後のサービスの提供 の糧にさせていただきます。
展示会開催期間中には2件の大型の商談が成立し、コマツ(ヨーロッパ)様にはRB Asset Solutionsをご契約いただき、ケース建設機械様には査定アプリをご契約いただきました。
Baumaはほとんどのメーカーにとって新型機械を発表する場所であり、新しいお客様を見つける場所です。しかし、現在メーカーにとって自社のディーラーなどの販売網が抱えている中古機械をいかに効率よく早く販売するかも課題となっています。マスカスとRitchie Brosはこの課題をお手伝いさせていただきます。
出展社は?
Baumaに出展している企業の中心は建設機械・鉱山機械メーカー、アタッチメントメーカーです。今回これらのメーカーの為に4~5ホール分増床され、屋外ホールも増床されていました。 しかし、部品メーカーも5ホールを占め、型枠や足場メーカーも印象的なブースを出展していました。ここで言及する必要はないかもしれませんが、Bauma訪問時には1日10km以上歩く事になるので、歩きやすい靴でご訪問ください。
最大の出展社及び最大の機械は?
世界中から集まったメーカーの中でも最大のスペースを使った会社はリープヘル(14,401㎡)でした。2位はヴィルトゲン(12,960㎡)、3位はキャタピラー(11,237㎡)でした。これだけ大きなブース設営は簡単な仕事ではなくリープヘルは3階建てのブース設営に160日費やしたそうです。そして、展示会には1500人の従業員を動員したそうです。
各メーカーは最新の機械や最新テクノロジーで訪問者を楽しませていました。
今回の注目機械! は:
- リープヘル LR1800 クローラークレーン (1,070t)
- コマツ PC4000-11 油圧ショベル (400t)
- Amman ABP240 アスファルトプラント (39m tall)
- キャタピラー 777G off-highway truck (165t)
- ヴイルトゲン アスファルトプラント (320t/h capacity)
- Volvo R100E rigid dump truck (100t load capacity)
最新機械と技術革新
今年のBaumaの焦点はサステナブル(持続可能)とデジタル・ソリューションでした。多くのメーカーが最新のサステナビリティ技術、デジタル技術とともに、ハイブリッドエンジン、環境に優しい技術を展示していました。
キャタピラーはパワートレインを全自動にすることで、35%燃費効率を上げたD6ブルドーザーやホイールローダーCAT906、リチウムイオンバッテリーを搭載した電気動力のコンセプト機械をお披露目しました。
ボルボ建設機械は電気油圧ショベルECR25、ホイールローダーL25を披露し、排出ガスが“0”である事と、騒音の少なさ、燃費性能をアピールしました。
ケースはメタンを動力としたホイールローダーを披露し、TETRAプロジェクトとして知られる代替燃料の重要性と建設機械分野での有用性を訴えました。
“電気化へ!” をスローガンにWacker Neuson’sのブースではゼロ・エミッションの電動ダンプDW15eがお披露目されました。
大手メーカーが温暖化ガス削減の必要性を認識し、環境に優しく、競争力のある価格の機械を開発していることは、明るい兆候です。
BAUMAの一般的な雰囲気
ざっと見渡すと各所で色々な事が起こっており、商談が行われている場所、会社間での挨拶や情報交換、子供同伴で楽しんでいる家族、幼稚園や学校のグループによるツアーも行われていました。
単なる業界の商談の場というだけでなく、建設機械業界の最新技術を披露し訪れた方々を魅了するステージのようでした。
Baumaでの楽しみ
建設業界に携わっていようとなかろうと、めったに見られない最新鋭の建設機械を見られるところが、一番の見所でしょう。ボルボ建設機械、日立建設機械は毎日何度も目玉機械のデモを行うだけでなく、建設機械による闘牛とも呼べるイベントで様々な技術を披露していました。
大型トラックの運転だったり、油圧ショベルを操縦するのが夢であればBaumaでその夢に近づくでしょう。普段見られない大小さまざまな機械のコックピットまで上り、座り、操縦桿を握ることができます。
今回はじめて屋外エリアにセルフィータワーと呼ばれる撮影場所が設営されました。建設機械の展示会なので、このタワーは24個の海上コンテナで作られていました。そして、地上22メートルの54㎡の展望台からは360°見渡せました。
他にもリープヘルの展望台が設営した上がれば60を超える展示機械を一望できました。
また、キャタピラーのステージパフォーマンス など様々なメーカーが趣向を凝らしたパフォーマンスを行っており、ブランドのメッセージを伝えていました。
今回の展示会で最大数となる179の機械を出品したWacker Neuson Group’s は展示会場の中に観覧車を作り来訪者をもてなしました。
最後に、買い物をしたい方々は各メーカーのブースにてメーカーロゴの入った洋服や帽子、プラモデルなどを購入していただけます。
運営能力の高い組織
巨大すぎてどうやって運営するのかと?と思われるイベントですが、全て完璧に準備されており、細かいところまで良く考えられていました。その甲斐もあって、Baumaを訪れた人々はリラックスしてイベントを楽しむことができるのです。
スマホのアプリからは必要な全ての情報が入手でき、到着する前から展示会内でのプランを立てることができます。SNSでは断続的に展示会情報が更新され、イベントのハイライトなども紹介されていました。
ミュンヘンメトロ従業員の誘導により多くの来訪者は安全に帰路に着くことができました。
次回、2022年に開催されるBaumaにもマスカスは参加しますので、皆様もチケットの申し込みお忘れなく!